采振木 ザイフリボク Asian serviceberry, Shadberry

ざいふりぼく 采振木 シデザクラ

ザイフリボク 45cm x 20cm(左・右 部分)
木に咲く花の中でいちばん儚げで、 優しい采振木。
触れるとこぼれ落ちそうな花びら、 葉は、その優しい花を引きたたたせるかのごとく、両手を合わた形に閉じていて、 ベージュに淡いビンクの水を流したような控えめな色をしている。
優しい花が咲き終えると、出番を待っていたかのように、その葉を開き少しずつ緑を濃くしてゆく、
梅雨の頃、 緑の葉のあいだから可愛らしい真紅の実が熱れる。
鵯(ひよどり)がいっせいに啄みに来る。
鵯達と、笊(ざる)を抱えた私との競争、紅く熟れたその実は、あっという間に無くなる。
ハラハラ、ドキドキの梅雨晴れ間。笊の中の紅い実は、ルビー色のジャムに生まれ変わる. (練馬にて)

ザイフリボク(采振木)は別名をシデザクラとも言います。
冬の葉芽は地味で目立たず、新芽は綿毛に覆われ銀色に光っています。
よく似た花木にジューンベリー(アメリカザイフリボク)があり、こちらも食べられる赤い実をつけます
Yasuko Abe embroidery work: Asian Serviceberry, Shadberry
作品集Ⅰ「春」に収録





































